GPSとは何か
カーナビ・システムへの搭載は当り前、さらには携帯電話にも搭載が始まり、GPSという言葉もすっかり身近なものになりました。
何だかこれによって自分が今いる位置がわかるらしい。恐らくこのあたりが、一般の人にとっては典型的な認識でしょう。
GPSとは"Global Positioning System"の略です。
"Positioning"というのは「位置計測」くらいの意味ですが、そこに"Global"という言葉がついています。
こちらは「地球規模で」といった意味ですね。つまり地球上(地表から離れていても可)どこにいても測位できるシステム、
ということです。
ということは、あるローカルな範囲で出された電波を用いるものではありません。
実はGPSのために全部で24個の人工衛星が地球の周りを回っています(実際はもう少し多い)。
そこから来る電波を受けることにより、位置がわかるのです。
実際の基本的な原理は図6~12で説明します(図2~5はその準備)が、元々米国が軍事用に使っていた技術で、 それが精度を落とすことを条件に民生用(一般消費者向けの商品やサービス)に使われだした、という経緯があります。
当初は民生用には最大誤差が100m程度のシステムが用意されたのですが、その後の米国政府の方針転換や受信側での工夫により、 現在では10m程度にまで減少しています。

