GPSのための人工衛星ナブスター
GPSを実現するため、基本的には24台の人工衛星が用いられています。
これらは無秩序に存在しているのではなく、地球の周りを回る6つの軌道に、各4機ずつ配置されています。
ただし、実際には順次衛星を新しいものに置換えていくので、28機程度が稼動しています。
それぞれの軌道は、一周するのに約12時間(正確には11時間58分02秒)かかります。
12時間より少しだけ短いのは奇妙な感じかもしれませんが、地球にとっての丸1日(太陽が南中してから次に南中するまでの時間)というのは、宇宙の絶対空間の中で地球が1回自転する時間(たとえば真南にシリウスが見えてから次に真南にシリウスが見えるまで)より、1/365日すなわち約4分長いことが理由です。
この周期を得るために、高度は約2万km、すなわち地球の中心から26561kmに設定されています。
軌道傾斜角(軌道面に垂直な軸と北極南極軸とのずれ角で、これがゼロだと赤道上空を回ることになる)は約55度です。
個々の衛星はNAVSTAR(NAVigation System using Timing And Ranging)と呼ばれています。
中央に通信装置があり、その両翼が太陽電池パネルとなっています。
それぞれ約844Kgで大きさは大型車程度だそうです。

