沖合のブイにGPSつけ津波を察知

日立造船技術研究所や東京大地震研究所などが2004年春から高知県室戸岬沖で始める津波察知実験です。

これまで岩手県大船渡市の沖合約2kmの場所で試験観測をしてきましたが、今度は沖合約13kmで行います。

原理としては、沖合に長さ16mのブイを浮かべてそこにGPS端末を載せて精度2~3cmで位置を検出、リアルタイムでデータを陸上に伝えます。

主に鉛直方向の大きな揺れにより津波の可能性が高いと判断された場合は警報を出します。

沖合約13kmだと、実際に津波が海岸に押し寄せる約10分前に察知することができます。

技術的な難しさの一つは、波浪による縦ゆれといかに区別するか、ということですが、これは周期の違いで判断します。

波浪の周期は最大で20秒ほどですが、津波の周期は分単位なので、60秒程度で平均化すればよいわけです。

もう一つ、大気中の水蒸気や電離層の影響で鉛直方向の測定誤差が大きくなてしまうことがあります。

陸地と近ければ(10km以下)、同じ時刻の陸地のテータを参照することで補正できるのですが、今回はそうはいきません。

そのため、それらの影響の違いがほとんどないと考えられる一秒前と比較したデータを用います。

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