EU独自の測位システム計画
EU独自の測位システム「GALILEO」の開発を、EUの運輸・通信相理事会が2002年3月に正式決定しました。
34億ユーロを投資して30個の衛星を打ち上げ、2008年に稼動を開始する予定です。
基本的な仕組みはGPSとほぼ同じですが、最初から民間使用目的であり、誤差も1メートル程度と極めて正確です。
誰でも無料で使える(ただしサービスの保証はしない)OS(Open Service)と、より高度なCS(Closed Service)とに分かれています。
10万人以上の新たな雇用につながり、また情報戦での米国からの独立という狙いもあります。
フランスのシラク大統領は、「GALILEOなしではヨーロッパはアメリカの下僕になる」とも警告しています。
これに対し米国側は、第三国に軍事目的に使用されることも含めて反発していたのですが、2004年2月に、二つのシステムに互換性を持たせることで合意しました。
現在、EU以外でも中国やイスラエルが参加しており、インドや韓国も参加を検討しているということです。
米国のスタンフォード大学は、GPSとGALILEOとを併用することで、世界のどこからでも誤差1cm以内で測位できるシステムの開発を目指すということです。

