ロシア独自の測位システム
図1で述べたように、GPSは元々米軍が軍事用に開発したもので、本格的に開発が始まったのは1973年のことです。
ということはもちろん米ソ冷戦の真っ只中。
しかも宇宙技術といえばソ連の得意分野の一つ。
そこでソ連も似たようなシステムを計画し、その崩壊後もロシアがこれを引き継ぎました。
それが「GLONASS」です。
基本的な考え方はGPSとほぼ同じであり、衛星の数も24なのですが、軌道は3つであり、また周波数が衛星により異なる、といった違いもあります。
このGLONASSですが、1996年に完成・稼動したのですが、その後メンテナンスがおいつかず、常時4機観測可能という条件はまったく満たされなくなってしまっています。
すなわち現在では、GPSを補完するくらいの意味しかありません。
ただし。
ロシア政府としては今後、より長寿命の衛星を投入して、2007年には24機システムとして再稼動させるようです。

